はじめての代理婚活

親の代理婚活でやりがちな失敗と注意点

公開 ・ 親縁(おやえん) 編集部

代理婚活は、親御さんがお子さまのために動ける心強い方法です。ただ、親心が強いほど、気づかないうちにお子さまやお相手を困らせてしまうことがあります。この記事では、代理婚活でやりがちな7つの失敗を取り上げ、それぞれ「なぜよくないのか」と「代わりにどうすればよいか」をご紹介します。

この記事の要点

  • 親の代理婚活で最も多いつまずきは、お子さま本人の希望や同意を確かめないまま進めてしまうことです。
  • 学歴・年収・家柄などの条件を絞りすぎると出会いの幅が狭まり、お子さま自身の希望ともずれやすくなります。
  • 相手の親御さんとの話し合いは「審査」ではなく「顔合わせ」と考え、質問攻めや詰問は避けることが大切です。
  • 契約前には料金と解約の条件を確認し、成婚を約束するサービスはないことを理解しておきましょう。

やりがちな失敗7つ(一覧)

まずは全体を一覧で確認しましょう。くわしい説明は、この後の見出しで順番にご紹介します。

やりがちな失敗代わりにしたいこと
1. 子どもの希望を聞かずに進める始める前に、本人の希望と優先順位を聞く
2. 子どもに内緒で登録・契約するサービス内容を子どもと一緒に確認する
3. 条件を絞りすぎる「ゆずれない条件」を2〜3個にしぼる
4. 親の価値観を押しつける今の世代の考え方を知り、本人の考えを優先する
5. 相手の親を質問攻めにするお互いを知る「顔合わせ」と考える
6. 返事や断り方があいまい・失礼早めに、ていねいに、理由は簡潔に伝える
7. 焦って契約し、すぐに結果を求める料金と解約条件を確認し、長い目で取り組む

始める前の失敗:本人を置き去りにしてしまう

失敗1:子どもの希望を聞かずに進める

親御さんが「この人なら安心」と思うお相手と、お子さまが「会ってみたい」と思うお相手は、同じとは限りません。本人の希望を知らないまま話を進めると、せっかくお見合いが決まっても、お子さまが乗り気になれないことがあります。

代わりにしたいこと:始める前に、お子さまに「どんな人と、どんな暮らしをしたいか」を聞きましょう。住む地域、仕事を続けるかどうか、子どもについての考えなど、本人にとって大事なことを優先順位つきで教えてもらうと、お相手探しの方向がはっきりします。

失敗2:子どもに内緒で登録・契約する

「話がまとまってから伝えればいい」と考えて、内緒で進めてしまうケースがあります。しかし、あとで知ったお子さまが強く反発し、親子関係がこじれることもあります。

国民生活センターは、結婚相手紹介サービスに親がかかわるトラブルについて注意を呼びかけています。その中で、子どもに説明しないまま親に契約させた例が紹介され、まず子と十分に話し合い、サービス内容を子とともに慎重に確認することがすすめられています。

代わりにしたいこと:サービスの中身や料金を、お子さまと一緒に見て決めましょう。話の切り出し方は子どもに代理婚活を切り出すには?で例文つきで紹介しています。

お相手選びの失敗:条件と価値観のずれ

失敗3:条件を絞りすぎる

学歴、年収、職業、身長、家柄、住まいの近さ。親としては、どれも気になるものです。ただ、条件を重ねるほど、当てはまるお相手は少なくなります。条件だけで判断すると、人柄の合う方に出会う機会を逃してしまうこともあります。

代わりにしたいこと:お子さまと相談して、「これだけはゆずれない」という条件を2〜3個にしぼりましょう。それ以外は「あればうれしい」程度に考え、プロフィールの文章から人柄を読み取ることを大切にします。

失敗4:親の価値観を押しつける

結婚相手に求めることは、時代とともに変わっています。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)によると、「いずれ結婚するつもり」と答えた18〜34歳の未婚者のうち、結婚相手の条件として相手の経済力を「重視する」または「考慮する」男性は48.2%(前回41.9%)でした。また、相手の家事・育児の能力や姿勢を「重視する」女性は70.2%(前回57.7%)と、大きく上がっています。

「男性は稼げばいい」「女性は家庭に入るもの」といった親世代の常識が、お子さま世代にはそのまま当てはまらないこともあります。

代わりにしたいこと:お相手の条件を考えるときは、親の考えではなく、お子さま本人の考えを優先しましょう。迷ったら「あなたはどう思う?」と聞くのがいちばんの近道です。

親同士のやりとりでの失敗:質問攻めと、あいまいな返事

失敗5:相手の親を質問攻めにする

親同士で話す場では、「年収はいくらですか」「ご実家の財産は」「なぜ今まで結婚しなかったのですか」など、立ち入った質問をしたくなることがあります。しかし、一方的に聞き続けると、お相手の親御さんは「審査されている」と感じてしまいます。

代わりにしたいこと:最初は、お子さまの人柄や休日の過ごし方、家族の雰囲気など、答えやすい話題から始めましょう。こちらのお子さまのことも同じくらい話すと、会話がやりとりになります。お金や家のことなど大事な話は、お子さま同士の関係が深まってから、本人たちを交えて確認するほうが自然です。くわしくは親同士の顔合わせマナーをご覧ください。

失敗6:返事や断り方があいまい・失礼

お申し込みへの返事を長く放っておいたり、断りの理由に相手やお子さまを否定することばを使ったりすると、相手の親御さんを深く傷つけてしまいます。

代わりにしたいこと:お子さまの気持ちを確認したうえで、なるべく早く返事をしましょう。お断りする場合は、理由をくわしく書く必要はありません。「ご縁がなかった」という形で、ていねいに伝えるのが基本です。

このたびはお申し込みをいただき、ありがとうございました。本人ともよく話し合いましたが、今回はご縁がなかったものとして、お見送りさせていただきたく存じます。〇〇様のご多幸を心よりお祈りしております。— お断りの文面の例

サービス選びの失敗:焦って契約し、すぐ結果を求める

失敗7:焦って契約し、すぐに結果を求める

「年齢的に急がないと」と焦るあまり、よく比べないまま高額な契約をしてしまうことがあります。国民生活センターは、親が関与する結婚相手紹介サービスの相談で、家庭への訪問や電話勧誘がきっかけになる割合が増えていると報告しています(2017年9月末までに登録された2017年度の相談では52.2%)。

同じ資料では、消費者へのアドバイスとして次のような点が挙げられています。

  • 契約の内容を十分に理解し、いろいろな情報を比べて業者を選ぶ
  • やめるときにいくらかかるのか、特に途中で解約するときの解約料を確認する
  • 断っているのにしつこく勧誘してくる業者や、書面を渡さない業者とは契約しない
  • 結婚相手紹介サービスは、成婚を約束するものではないと理解しておく
  • トラブルになったら、消費生活センターに相談する

代わりにしたいこと:料金表と解約方法を、契約の前に必ず確認しましょう。そして、すぐに結果が出なくても、お子さまを責めないことが大切です。費用の考え方は代理婚活の費用ガイド、サービスの見分け方は安全なサービスの選び方チェックリストでまとめています。

困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。

親縁で失敗を防ぐためのしくみ

親縁は、こうした失敗が起きにくいよう、いくつかの決まりを設けています。

  • お子さまの同意がないと公開されません。お子さまご本人が登録内容を確認し、生まれ年の確認・同意・写真登録をしない限り、プロフィールは公開されません。あとから承認を取り下げることもできます。
  • お金や連絡先の話を先走らせません。お見合い成立まで、電話番号・LINE ID・URL・お金の話は自動で送れないようにしています。
  • 料金がわかりやすく、やめやすい。登録・閲覧は無料、月額プランは3,980円(税込)、お見合い申込券は1枚1,500円です。自動更新の停止は画面からいつでもできます。

使い方はご利用ガイドで確認できます。お子さまと話し合ったうえで、無料登録からお試しください。

よくあるご質問

Q.代理婚活で一番多い失敗は何ですか?

お子さま本人の希望や同意を確かめないまま進めてしまうことです。始める前に、本人がどんな人と、どんな暮らしをしたいのかを聞き、サービスの中身も一緒に確認しましょう。

Q.条件はいくつまでに絞ればいいですか?

目安として、お子さまと相談して「ゆずれない条件」を2〜3個にしぼるのがおすすめです。それ以外は「あればうれしい」程度に考え、プロフィールから人柄を読み取ることを大切にしましょう。

Q.相手の親御さんに年収を聞いてもいいですか?

最初の段階で、親同士で年収や財産を問いただすのは避けたほうが無難です。お子さま同士の関係が深まってから、本人たちを交えて確認するほうが自然で、相手にも失礼になりません。

Q.お見合いを断るとき、理由は伝えるべきですか?

くわしい理由を伝える必要はありません。お子さまの気持ちを確認したうえで、早めに「今回はご縁がなかった」という形で、ていねいにお伝えするのが基本です。

Q.契約前に確認しておくことは何ですか?

料金の総額と、途中でやめるときの解約方法・解約料です。国民生活センターも、解約条件を確認すること、成婚を約束するサービスではないと理解しておくことを呼びかけています。

出典・参考資料

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