親同士のやりとりと顔合わせのマナー
公開 ・ 親縁(おやえん) 編集部
代理婚活では、お子さまより先に親同士が言葉を交わします。最初のやりとりの印象は、そのままお子さまの印象にもつながります。この記事では、最初のメッセージの送り方から、お見合い当日の段取り、お断りの伝え方まで、親御さんが迷いやすい場面ごとのマナーをまとめました。そのまま使える例文も載せています。
この記事の要点
- 親同士の最初のメッセージは、あいさつ・自己紹介・お子さまの人柄の3点にしぼり、相手に質問を重ねすぎないのが基本です。
- 年収の細かな金額、病歴、家族の事情などの踏み込んだ質問は、関係ができてからでも慎重に扱い、初めのやりとりでは控えます。
- お金の話や個人の連絡先の交換をやりとりの早い段階で求められたら、いったん手を止めて慎重に判断してください。
- お断りは、相手の家庭やお子さまを否定せず、感謝の言葉を添えて、なるべく早く短く伝えるのがマナーです。
最初のメッセージの送り方
最初のメッセージは、長すぎず、ていねいに。あいさつ・自己紹介・お子さまの人柄の3つが入っていれば十分です。相手のご家庭も、知らない方からの連絡に少なからず緊張しています。
はじめまして。〇〇と申します。息子(32歳・会社員)の結婚相手を探しております。プロフィールを拝見し、穏やかなお人柄が伝わってきて、ぜひ一度お話しできればと思いご連絡しました。息子は休日に料理をするのが好きで、のんびりした性格です。ご都合のよいときにお返事をいただけましたら幸いです。— 最初のメッセージの例文
最初のメッセージで気をつけたいこと
- 相手を呼ぶときは「〇〇様」「お嬢様」「ご子息様」など、ていねいな言い方にする
- 質問は1つまでにして、相手が返事をしやすくする
- お子さまの自慢や条件の話ばかりにならないようにする
- 返事を急かさない。数日かかるのはふつうのことと考える
聞いてよいこと・控えたいこと
親同士のやりとりでは、お子さまの人柄や暮らし方を知ることが目的です。相手のご家庭を「審査」するような聞き方は避けましょう。
| 聞いてよいこと(例) | 初めのうちは控えたいこと(例) |
|---|---|
| 休日の過ごし方や趣味 | 年収の細かな金額や貯金の額 |
| お仕事の内容(話せる範囲で) | 病歴や健康状態の詳しいこと |
| 結婚後に住みたい地域の考え方 | 親の介護や同居を前提にした話 |
| お子さまが大切にしていること | ほかの家庭との比較やうわさ話 |
| お見合いの進め方の希望 | お相手の家族の学歴・勤め先を細かく聞くこと |
控えたい話題も、話が進んでから本人同士で確かめるべき大切なことがあります。親が先回りして聞き出すよりも、本人同士が信頼関係を築いてから話せるように見守るほうが、よい結果につながりやすいでしょう。
相手から聞いたお子さまの情報や写真は、ほかの人に見せたり、SNSに載せたりしないでください。お断りしたあとも同じです。
お金と連絡先の線引き
インターネットで知り合った相手との間で起きる詐欺には注意が必要です。警察庁によると、2025年(令和7年)のSNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,645件、被害総額は546.4億円でした。被害は40代〜60代が全体の75.6%を占め、最初の接触のきっかけはマッチングアプリが32.7%と最も多くなっています。
代理婚活でも、親同士のやりとりだからと安心しきらず、次のような線引きを決めておきましょう。
- お金の話はしない:「援助してほしい」「一緒に投資をしませんか」といった話が出たら、やりとりをやめて運営に相談します。
- 連絡先は急いで交換しない:サービスの外のやりとりに早く移ろうとする相手には注意します。
- 住所や勤務先の詳細は伝えない:お見合いが決まるまでは、地域や業種くらいにとどめます。
- URLを開かない:知らない相手から送られたリンクは開かないようにします。
おかしいと感じたら、ひとりで判断せず、お子さまや家族、サービスの運営、最寄りの警察署に相談してください。
やりとりを続けるときの心がけ
最初のあいさつが済んだあとも、相手のご家庭への思いやりを忘れないことが大切です。次のような点に気をつけると、気持ちのよいやりとりが続きます。
- 返信の間をあけすぎない:すぐに答えられないときは「家族と相談して、改めてご連絡します」と一言伝えます。
- 送る時間帯に気を配る:早朝や夜遅くのメッセージは控えめにします。
- 一度に長文を送らない:伝えたいことが多いときは、要点をしぼって何回かに分けます。
- お子さまの言葉を勝手に代弁しない:本人が言っていないことを「息子もそう申しております」と書くのはやめましょう。
- 送る前に読み返す:名前の漢字や敬称の間違いは、思った以上に相手の印象に残ります。
質問に答えにくいとき
答えにくいことを聞かれたら、無理に答えなくて構いません。角を立てずにかわす言い方を覚えておくと安心です。
その点につきましては、本人同士がお会いしてから、直接お話しさせていただければと存じます。— 答えにくい質問への返答例
顔合わせ・お見合い当日の段取り
お見合いが決まったら、親同士で日時と場所を調整します。主役はお子さま同士です。親は「本人たちが話しやすい場を用意する係」と考えましょう。
事前に決めておくこと
- 日時と場所(ホテルのラウンジやカフェなど、人目があり落ち着いて話せる場所)
- 親が同席するかどうか(同席する場合も最初のあいさつだけにするなど)
- お茶代などの支払い方(あらかじめ決めておくと当日あわてません)
- 当日の連絡方法と、遅れるときの連絡の仕方
当日の流れ(親が同席する場合の一例)
- 約束の時間より少し早めに到着する
- 親同士があいさつし、お子さまを紹介する
- 少し会話をしたら、親は席を外して本人同士に任せる
- 終わったら、その日のうちにお相手の親御さんへお礼の連絡をする
- お子さまの感想は、本人が話したくなるまで急かさずに待つ
本日はお時間をいただき、ありがとうございました。息子も楽しくお話しできたようです。お嬢様にもどうぞよろしくお伝えください。— 当日のお礼の例文
お見合いのあとの親の関わり方
お見合いのあと、交際に進むかどうかを決めるのは本人同士です。本人たちが直接連絡を取り合うようになったら、親同士のやりとりは控えめにし、進み具合を相手の親に細かく問い合わせるのはやめましょう。お子さまから相談されたときに、話を聞く役に回るのが理想です。
お断りの伝え方
代理婚活では、お断りすることもされることも、よくあることです。大切なのは、早めに・短く・感謝を添えて伝えることです。理由をくわしく書く必要はありません。返事をしないまま放っておくのは、相手のご家庭を待たせることになるので避けましょう。
親同士のやりとりの段階でお断りする
ていねいなご連絡をありがとうございました。家族で相談しましたが、今回はご縁を見送らせていただきたく存じます。〇〇様のご多幸を心よりお祈りしております。— やりとりの段階でのお断り例文
お見合いのあとでお断りする
先日はお時間をいただき、ありがとうございました。本人ともよく話しましたが、今回はお気持ちに添えず申し訳ございません。お嬢様の素敵なご縁をお祈りしております。— お見合い後のお断り例文
お断りされたとき
お断りの連絡を受けたら、短くお礼を返して終わりにしましょう。理由を問いただしたり、考え直してほしいと頼んだりするのは控えます。
ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございました。〇〇様のご多幸をお祈りしております。— お断りされたときの返信例文
そのほかの注意点は代理婚活でよくある失敗にもまとめています。
親縁の安心のための仕組み
親縁(おやえん)では、親同士が落ち着いてやりとりできるよう、次の仕組みを用意しています。
- 親御さんは身分証を提出し、運営が目視で確認しています。
- お見合いが成立するまで、電話番号・LINE ID・URL・お金の話は自動で送れないようにしています。
- 写真は、お見合いの申込をお相手が受けた時点でお互いに表示されます。それまでは見えません。
- お断りされた場合や、14日間お返事がない場合は、お見合い申込券が戻ります。
くわしくはご利用ガイドをご覧ください。サービス選びで確かめたい点は安全な代理婚活サービスの選び方でも紹介しています。
よくあるご質問
Q.親同士の最初のメッセージには何を書けばよいですか?
あいさつ、自己紹介、お子さまの人柄の3つを短く書けば十分です。質問は1つまでにして、相手が返事をしやすいようにしましょう。
Q.相手の親に年収を聞いてもよいですか?
最初のうちは細かな金額を聞くのは控えましょう。お金に関わることは、話が進んでから本人同士で確かめるのが自然です。
Q.やりとりの途中でお金の話をされたらどうすればよいですか?
すぐにやりとりを止め、お金は渡さずに、サービスの運営や家族、警察に相談してください。
Q.お断りするとき、理由は伝えるべきですか?
理由をくわしく伝える必要はありません。「今回はご縁を見送らせていただきます」と、感謝の言葉を添えて早めに伝えれば失礼にはなりません。
Q.お見合いに親は同席したほうがよいですか?
同席は必須ではありません。同席する場合も、最初のあいさつが済んだら席を外し、本人同士に任せると、お子さまたちが話しやすくなります。